この映像は見ない方が良い。 物好きの方に限りご閲覧を。 日中仕事で頻繁に配達するオフィスビル群がある。 会社のオフィスへ配達する時に愉しみにしていることがある。 スーツ姿の若いOLを見ることだ。 汚い軽バンの中で、積み上がった段ボールの中で長い時間を過ごす私にとって、今となってはOLは憧れの存在でもある。 私は寒空の中、雨の日も風の日も荷物を運び続けている。奴らは清潔なスーツを着て、暖房で暖かい室内で偉そうにデスクワーク。 オフィスへ荷物を届ける度に劣等感は増していた。 また、奴らの私への対応が余りにも酷い、まるで汚れたホームレスが荷物を運んできたかのように、愛想のない言葉をかけられることが多かった。 いつか清潔なオフィスで働くOLを私の軽バンの荷台へ積み込んでやると日頃から願っていた。 寒さが増す1月中旬、業務を終えた私は夜の新宿を散策していた。 この夜ものみ屋街や潰れた若者を多く見かける場所を探し回り、潰れていた若い娘二人に接触を試みたが、危険を察知し諦めるしかなかった。 このままでは癒やされることなく、家に帰るだけ。 帰って朝がくれば、また多忙すぎる配達が始まる。 そう思うと諦めがつかず、私はオフィス街の方へ足を伸ばしていた。 オフィスビルの中には飲食店が入っているビルも多く存在し、騒いだり潰れたりしていることもある。 そして奴らは地下通路を通り、駅へ向かうことも熟知していた。 何故ならば、私も前職はごく普通の会社員だったからだ。私は飲食店が入る有名なオフィスビルの出口で獲物を待ち伏せた。 小一時間ほど待ち、その間に何人か女性が歩いてきたが、その中の一人に狙いを定めた。 この娘の歩き方が明らかに危なげだった。これはいけそうだと私は思った。 年齢は20代前半から半ばに見える。 まだ新米社員か派遣社員なのかもしれないと思い尚更に興奮した。 […]